2010. 12. 1
★ブログ★
母が余命宣告されたら…
高校時代の友達からこんなメールがきました。
【気づいた時には、手のほどこしようがなく余命4カ月
って言われて…でも、もう1カ月も持てへんかもしれん・°・(ノД`)・°・
お葬式の用意してって言われた】
ちひろ【うそやん末期ガン…】
【そうやねん…もう体力もなく病院につきっきりやから、もぅ
暫く℡できひんわ 泣】
凄いショックでした…
私の母と歳が同じくらいのお母さんです。
高校生の時、よくお泊りに行って一緒にご飯を食べた事もありました
ので、ホンマにどうにもならへんの
どうにか助けてあげてよ…。
と、一緒に泣きました
彼女がミクシィで書いて日記を引用してます。
後どのくらい、この景色を見る事ができるんだろうか…。
できるだけ長く…
長く…この景色を見続けたい。
だけど、これ以上頑張ってなんて言わないからね。
お母さんは、すごく頑張ってるの知ってるからね。
わかってるよ。
お母さん。
ありがとうね。
病名を告げられ…余命宣告を受けた時、
ぶつけどころのない怒り。逃げられない恐怖。
おさえられない悲しみ。
止まらない後悔。
次々に色んな感情が出てきたね。
徐々にその事を受け入れていくにつれて、私達は少しずつ強くなったね。
素敵な看護師さんが、私達と同じように泣きながらお話をしてくれたね。
「私達も明日交通事故で亡くなるかもしれない。だけどそれは誰にもわからない。わからないから、そうなった時
に、大切な人に伝えたい事を言えなかったな。あれはしときたかったな。食べたかったな。なんて後悔ばっかりで
しょ。だけどこうして期限をわかって生活できるなんて、幸せな事はないよ。しておきたい事もできて、会いたい人
にもあえて、食べたいものも食べられる。幸せな事だよ。あと何日しか生きられないじゃなく、あと何日あるから、
これができるって前向きに生活する方が意味のある時間を過ごせるよ。お母さんの全てはわかってあげられてな
いから言える言葉かもしれないけど、出来るだけ前向きに生活してほしい」とお話してくれました。
私も母も、そこから今を大切に生活するようになったね。
覚悟を決めて4ヶ月。
ホスピスに移って半月。
あっという間だったね。
今ある痛みや苦しみ悲しみを恨みや怒りに変えず、優しさと感謝の気持ちに変える素晴らしい母だと改めて気づかされる毎日だよ。
大好きだよ。
お母さん。
彼女は、辛い思いを口に出さずひたすら【ありがとう】を言い、お母さんに【がんばれ】なんて一言も言わなかったそうです。生きれる期限をどう過ごすか…
産んでくれて【ありがとう】
育ててくれて【ありがとう】
叱ってくれて【ありがとう】
たくさんの【ありがとう】を今私たちは、どれくらい言えているだう。親に感謝する事を忘れ愚痴をこぼすことばかりで自分一人で生きてきたみたいな若者がどれだけいるだろう。。。
彼女は、こんなに早く母親を亡くし、
言いたかった事・謝りたかった事、
一緒に何かしたかった事まだまだたくさんあったと思います。
こんなはずじゃなかった…あまりにも早すぎる死
50歳なんて現役で働いていらっしゃる方も沢山いるとおもいます。
歳はとってても病気もせず元気に人もいるかもしれない…
歳が若くても病気で苦しんでいる人もいるかもしれない…
ボケて物忘れが酷くて周りが大変な思いをしているかもしれない…
それに気づいてる自分がいるならフォローしてあげるのも優しさ。
若く走りまわれるなら変わってあげればいい。
たった20数年生きた私にはその苦労はわかることができませんが、
分かろうと努力し助けてあげる事ができるうちは、もっと母親を。父親を
おばぁちゃんをおじぃちゃんを大切にしていことおもいます。
だから、年配で現役で働いている美容師さんにもっと優しく
援護するのも心・体・技を鍛える試練だと思ってます
そして、私の友達は大分、心も落ち着き夜な夜なお母さんが自分のために残してくれたオリジナル料理本のメニューを一つずつ作り、
【お母さんなら、これ見たらまだまだねっていうかも…】と作ってるみたいです。
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